キャラクター
4055 ミゲル・デ・セルバンテス
「セルバンテス……誰の事だ?
我が名はドン・キホーテ! 伝説の騎士である!」
外見性別:男 外見年齢:50歳
徴の形状:風車
未練:囚われの姫君を救う(自称)
所属:マリア・テレジア陣営
『ドン・キホーテ』の著者として知られる世界的大文学者にして、近世スペインを代表する大文化人
――だが、現在に黄泉帰った彼は自身をドン・キホーテであると思い込んでいる。
ミゲルがいつ頃から日本に存在していたかは定かではない。ただ、もとは片田舎に屋敷を構え、その土地の領主として暮らしていたと言われている。特に
しかしそうした生活を続けているうちに、いつしか自分が伝説の騎士であると思いこみ、ドン・キホーテを名乗るようになってしまった。
それ以来、彼は囚われた姫君を救うため放浪の旅を続けている。ちなみに彼の言う、『囚われた姫君』というのが誰であるかは不明。実はミゲル自身あまりよく分かっていないらしい。
旅の道中では困っている人々を助けるなど積極的に
ただし、その思い込みの激しい性格ゆえ、車や建物を幽霊と勘違いして突撃してしまう事も、しばしば……。近隣の人から“
なまじ《祭主》であるだけに暴れると手がつけられないという危険性も含んでいるが、幸い《祀徒》のことは「少し口うるさい従者」と思い込んでいるため、注意すれば素直に従ってくれるとのこと。
また放浪の旅と称しているわりに、天気の悪い日は家に帰ってコンビニ弁当を食べながら本を読むなどしているため活動範囲もそれほど広くはない(と言うか、そもそも放浪していない)。
《祭主》化後の生活が長いだけに、思ったより人間の暮らしに慣れているのである。
近頃はマリア・テレジア陣営が滅亡の危機にあると聞いて、「これは助太刀せねば!」と奮起。マリア・テレジア陣営の本拠地にはせ参じ、例えその身が滅びようと彼の地を死守するつもりであるという。ひょっとしたら今度はマリア・テレジアを『囚われの姫君』と思い込んでしまったのかもしれないが、かといってマリア・テレジアの居る横浜に出向くことはなく、佐渡島や上越で《雑霊》退治にいそしんでいるのだそうな。
ちなみに、気さくで人当たりのよい彼は、《祭主》召喚にも気軽に応じることでも知られている。とくに、『囚われの姫君』でもいようものなら、かなりの確率で召喚が成功すると見てよいらしい。
もっとも肝心の《祭主》としての実力は、どうも高くないのだとか。場合によっては、《祀徒》の方がよっぽど強いことも……。どうやら戦力としては、あまりあてにしない方がよさそうだ。
「いいひとなんだけどなー。ほんとにいいひとなんだけどなー。でも……ねえ?」
とは、彼の《祀徒》の弁である。
◇《霊器》
5550「ポールアーム(セルバンテス)」、5551「全身鎧(セルバンテス)」
◇《霊験》
6550『我こそはドン・キホーテなり!』 維持型
名乗りを上げることにより、自分と周囲の味方を奮い立たせる。戦闘中のみ使用可能。この《霊験》の効果中、恐怖などのマイナスの精神作用(《霊験》の効果を含む)に対して耐性がつき、また、精神作用による悪影響から立ち直りやすくなる。使用者が臆病な行動を取った場合、この《霊験》の効果は自動的に解除される。「名乗り」「味方」「戦闘」「臆病な行動」の定義は、マスターが判定する。
6551『いざ征かんロシナンテ』 維持型
霊力によってやせこけた馬「ロシナンテ」を具現化し、騎乗できる。この馬には使用者しか乗ることができない。馬の移動速度は、一般の人間が走る速度の1.5倍程度。騎乗しながらの戦闘も可能だが、馬はダメージを受けると消えてしまう場合がある。使用者の霊力が高くなると、馬の耐久力が増し、移動速度も速くなる。馬から降りたり、落馬したりすると、この《霊験》は自動的に解除される。
6552『邪悪なる風車よ、覚悟いたせ!』 単発型
猛烈な騎乗突撃を行う。近接タイプの《霊器》を装備し、かつ『いざ征かんロシナンテ』でロシナンテに騎乗している時のみ使用可能。この騎乗突撃による一撃は、《霊器》の威力を飛躍的に高めるが、突撃後、《霊器》は消滅してしまう(再具現化は可能)。この《霊験》で突撃できる時間は約10秒程度。使用者の霊力が高くなると、突撃中の移動速度が速くなる。