キャラクター
4044 ロレンツォ・メディチ
「命うつくし されど逃げゆく
楽しむは今 明日は知れぬゆえ――なんてね」
外見性別:男 外見年齢:23歳
徴の形状:木星と4つの衛星(メディチの星)
未練:美と芸術の保護
所属:マリア・テレジア陣営
大銀行家にしてフィレンツェの実質的支配者だったメディチ家の、最盛期の当主。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェリら数々の芸術家を支援し、盛期ルネサンスの到来に一役買った。
大霊災を契機として黄泉帰った彼は、その気品ある容姿と物腰の柔らかさで、またたくまに日本社交界の花形となった。財界の社交界ではとくにもてはやされ、実際いくつかの企業・銀行の相談役にも就任。そして、そこで得た豊富な資金のほとんどを、彼は芸術家たちの支援に費やした。生前と変わらぬパトロンぶりは、ますます彼の評判を高めることに一役買っているようだ。
こうして財界に影響力を持つ一方で、彼は政界とはまったく関わりを持とうとしなかった。分裂状態のイタリアに平穏をもたらした外交手腕は、混迷する現在の日本でも十分に活かせそうなものだが、なんでも彼に言わせれば「もう駆け引きはこりごり」なのだという。
イタリア人男性への偏見を取り込んだためか、「女性を見たら口説くのが礼儀」と思っている節があるのだが、そのわりに決まった相手を作るつもりはない様子。どうやら恋愛についても「駆け引きお断り」であるようだ。
そんな彼が《祀徒》たちに力を貸しているのは、「“最上の美”を守るため」であるらしい。『謝肉祭の歌』では「青春は美しい」と歌った彼だが、《祭主》となったことにより、もっとまばゆい光に気づいたのだという。
「青春は美しい。でも、本当に美しいのは“命”そのものなのだね」
◇《霊器》
5440「棒・棍(メディチ)」、5441「数珠・ロザリオ(メディチ)」
◇《霊験》
6440『†メディチ銀行』 常時型
一時的に、自分の霊力を、《祀徒》に貸し与える。霊力を貸し与えている間、使用者の霊力は低下する。ターンの最後に霊力は返還される。この《霊験》を使用した場合、そのターンの霊力の成長にボーナスがつく。貸した霊力が多く、また、有効に使われるほど、このボーナスは多くなる。対象は、事前に同意した相手に限られる。誰に、どれだけの量を貸し与えるかは、アクションにて指定する。1ターンに1人しか、対象は指定できない。また、使用者と対象は同一の行動選択肢を選んでいる必要がある。この《霊験》は、指定した期間の途中で解除することも可能だが、その場合は霊力の向上効果は得られない。貸すことができるのは《祀徒》のみで、《祭主》や《雑霊》、一般人に霊力を貸すことはできない。
※この《霊験》は、ロレンツォと本契約した《祀徒》のみ使用できる。
※使用者および対象の両方がアクションに書いていないと、同意したと見なされません。
※特殊シナリオである「天下統一」および「霊保院会議」に参加中のPCは、この《霊験》のあらゆる効果を受けられません。
6441 『華やかなりしフィレンツェ』 維持型
この《霊験》の保持者の傍にいると、芸術活動がはかどるようになる。どれだけはかどるかは、保持者の霊力に基づく。保持者本人は、この《霊験》の効果を受けることはできない。「芸術活動」の定義はマスターが判断する。