『GDDD NOW TOPICS』
最新ニュース&注目トピックをご紹介!
※7/24 新着ニュースを4件追加!!
巨悪孔子撃破!
未明の倉庫街の激闘! 戦いを制したのは決してくじけぬ勇者たちの想いだった
長くつづいていたGGWFと『九尾狐』軍の熾烈な戦い。それを操り利益を得ようとしていたのは、GGWFの社長朱家あずさの
実は、特殊な
『傾国』は、広範囲にわたって人々の闘争本能を高めることで乱世を喚び世界を滅ぼすこともできる能力。孔子は、朱家一族を騙し、『傾国』を奪うために働いていた御前の配下だったのだ。
だが、それを察知し、朱家一族を救うべく闘ったのが、GGWFのダージリン・ダグラスや秋風涼音、夕霧蛍、また日本一族の日本沈没ら有志たちだった。
仲間を討たれあるいは捕虜にされながらも、都内の倉庫街に孔子を発見したダグラスたちは、捕まっていた仲間を救い孔子一党を滅ぼすべく攻めかかった。
あと一歩のところまで孔子を追い詰めたダグラスたちだったが、思いも寄らぬ展開が待ち受けていた。
その展開とは、『九尾狐』軍所属の新名藍華が妲己=ダークネスサラことサラ・オブライエンを裏切り、サラの身柄を孔子へ引き渡したことだった。孔子はサラを通じて霊力を回復し、サラをぶち殺したのである。
霊力回復した孔子と再び熾烈な争いを繰り広げた。だが、さらに駆けつけた日本一族の名士特に日本一族は、青い瞳を持つメイド・イン・ジャパンらの増援もあって孔子を倒すことに成功した。
こうして、朱家一族を脅かし、さらには世界を牛耳ろうとしていた巨悪孔子は死亡した。
あと、いろいろあって新名藍華も死にました。
夏祭り! 行き交う人々の恋愛事情!?
喧嘩に花火に恋愛模様♪
ちょっと覗いてみませんか?
七月二十日、午後――。
来伊花市街中町にある瑞月神社にて夏祭りが行われました。
たとえばわたあめ屋台では、ボランティアとして参加したお掃除隊により、超特大わたあめ袋が作られ、人々の目を楽しませていました。ただ、目玉商品の制作中、告白めいた話が聞こえてきたため、恋バナか、もしや百合っ子では、と物議を呼んでしまったとか。
お掃除隊は他に、祭り会場の
また、金魚屋台では、いっとき姿が見られなかった《祭主》巴御前が、最近噂のとある少年と仲良くお手伝いをしている姿があったようです。喧嘩別れした、金魚とぼっち状態だった、などの声もあり心配されていた二人ですが、その後、浴衣姿で祭り見物をしていたことから「リア充だ」とか「爆発しろ」などと陰の声はあるものの、おおむね良好な関係を築きつつあるようです。
そして風鈴屋台では「若旦那の恋人発覚か!?」と衆目を集めていました。
普段忙しく、滅多に人前に姿を表さない若旦那には、告白・結婚・『ちゅー』をした等など多くの目撃情報はあるものの、噂話先行で真実は霧の向こうでした。しかし祭りの最中、とうとう相手のお嬢さんたちが判明したのです!
そう、なんと若旦那のお相手は複数だったのです!
現状、痴情のもつれや三角関係、鉢合わせに二股、修羅場、と憶測の混じった言葉が飛び交っているのですが、町内老人会ネットワークは、『若旦那がヘタれて優柔不断状態』との推測を一番真実に近いとして、大プッシュしているとか。
注目度上昇中のお二人については、いまにも倒れそうなはかない系『ピンク浴衣』と、ないすばでぃなワイルド系『藍地百合柄浴衣』とぼかして呼ばれているものの、いったいどちらが先んじているか、と連日議論の的になっているとかいないとか。
祭りは花火で〆となりましたが、一番人気のお面屋台はその前に完売となり、売り子を担当していた《祭主》樋口一葉は、救護役を兼ねたお手伝い販売員に感謝をしつつも、決してその思いを言葉では告げなかったとか。一部で「つんでれ」、ごく一部では「デレなしつんつん」と噂されていたりして、一葉を想う販売員の恋路は茨道と認識され、温かな視線が向けられていたようです。
近く街中町では、ボランティア団体お掃除隊により『街コンU』企画が動きだすとのことです。
光澤戴冠! 偉人杯選手権者決定
GGWF『偉人杯』有終の美を飾った光澤美晴−花糖甘子戦
朱家あずさの心身を手に入れたのは、はたして……?
◆偉人杯最終戦
『偉人杯』選手権者を決定するGGWF『偉人杯』第10回興業。この日の試合はベストバウトに次ぐベストバウトだったと言うのは言い過ぎか?
だが、それは私だけではなく先日の試合を会場で観戦した記者・評論家筋の一致した見解だった。もっとも、どれをベストに挙げるかは、個人の趣味もあって一筋縄ではいかないが……
ともあれ、この日の試合はすばらしいものばかりだった。
プロレス巧者・冥岩ビニスの受け身、もと『戦神』カルネアデス・ブロス・Jrの手刀、怪奇派・上毛下毛の奇声、菊野ゆかりの弟子・菊野あけるの華麗な女子力、極悪ヒールコンビ『暴虐貴族』の無法ラフファイト……技が、力が、根性が、カリスマ性が、ショーマンシップがぶつかり合ってリング上で火花を散らす。
GGWFの面々がこれまで培ってきたレスラーとしての能力を絢爛に咲き誇らせた。
◆ファイナリストたちの憂鬱
さて、その興業のトリを飾ったのが、GST決勝戦。この試合は、GGWF最強を決定する重要な試合だった。
サンペット八世をマットに沈め『恋敵』プリンス☆メロンを降した光澤美晴にとっても、『盟友』カルネアデスと雌雄を決し榊守との対決に勝利した花糖甘子にとっても。
前日までのトレーニングで絶好調の光澤と、カルネアデスの協力のもと調整に明け暮れてきた甘子。試合前の下馬評では4:6で甘子が有利。純粋な霊力では甘子が勝るであろうというものだった。
だが、そんな評価は、彼らにとってなんの気休めにもならなかっただろう。また不利な評価を下されていた光澤にとっても、それはまさに“雑音”でしかなかったはずだ。
王者を決定するリングで勝利者を決定するのはほかの誰でもない自分自身なのだということを、これまで戦い抜いてきた彼らは誰よりも知っているだろうからだ。
◆GST決勝戦
試合展開は、慎重な立ち上がりからはじまった。タックルで組み合いを狙う甘子を光澤はいなしながら飛びつき腕十字で決着を謀る。だが、甘子はそれをうまくかわして寝技で光澤を攻め立てる。
お互い体力を消耗し、消耗させながらの対決で、突然奇策を放ったのは光澤だった。アップライト。ムエタイ式に構えて甘子の脚へローの雨あられ。
ロー攻撃で弱り切った甘子。しかしこのとき、決着をつけるべく放とうとした光澤の脚が動かなくなった。序盤の甘子の脚関節のダメージが残っていたのだ。
光澤絶対有利と思われた展開が、ここにきて混沌の様相を呈してきた。不死身のタフネスで甘子が立ち上がりつづける。だが、光澤も、あと一発大技を決めれば勝てると信じて甘子を打ちのめす。
最後の最後、勝利者を決定したのはエメラルドフロウジョン連発からの光澤美晴のタイガースープレックスホールドだった。
甘子も体力が尽き果てたのか、もう動かず。勝利の鐘が高らかに乱打された。
◆あずさとの恋愛成就。そして……
試合後、リング上で光澤は朱家あずさと結ばれた。あずさとしても社長として『偉人杯選手家者に身を委ねる』という“公約”を守ることができた。
さて、これで面白くなってきたのは、GGWFの次期シリーズ『グレーテストシリーズ』だ。
既存勢力のほかに超凶悪
名実ともにGGWF最強王者となった光澤を筆頭に、プラトンを倒した男・プリンス☆メロン、リンカーンを超えた女・榊守祐騎、そして本社への反逆を公言する上毛下毛率いる『3G』とそれに対抗するカルネと甘子――彼らがBI砲に屈せず、これからもGGWFを栄えさせてくれることだろう。
奈落富士最奥での死闘に幕! 最凶最悪の《災主》 ついに墜つ!!
共闘がもたらした勝利もつかの間?
「天下統一」は再び激化の兆し
富士風穴の奥深く、「奈落富士」と呼ばれる魔境での戦いに終止符が打たれた。最奥に至った精鋭《祀徒》三十余名によって、ついに《災主》始皇帝が討たれたのである。
一部では「最凶最悪」との呼び声もある始皇帝との戦いは熾烈を極めた。《霊験》『秦軍兵馬俑』によって生み出された土塊《雑霊》の数は実に100万。それを始皇帝の腹心《災主》徐福が、幾度となく復活させる。
当の始皇帝本人も、およそ全長30mの巨人へと変貌。虚空から炎を呼び出す『三皇降炎』、大気を一瞬にして水に変えて押し流す『五帝征水』という2つの《霊験》を操り、《祀徒》たちを圧倒する。
しかし、それで退くような《祀徒》たちではなかった。この程度で退くようであれば、そもそも奈落に挑もうとなどは思うまい。
ある者が土塊《雑霊》を引きつけたかと思えば、その隙に別の者が徐福を討ち《雑霊》の復活を阻止する。あるものが始皇帝の注意を引きつけている間に、別の者が隙はあるが強力な一撃を叩き込む。ばらばらの陣営から集まった彼らでが戦場で見せたのは、まるで計算され尽くしたかのような連携。「天下統一」においてもっとも激しく衝突をくり返したジャンヌ・ダルク陣営と劉備陣営の《祀徒》が、肩を並べて負傷者の治療に当たるという光景もみられた。
陣営を越えた団結。
それが最大の力となり、始皇帝はついに討ち滅ぼされたのであった。
こうして勝利を収めた《祀徒》たちではあるが、共通の敵である始皇帝が消えたことにより、再び衝突しあうことになるのではないかというのが大方の予測だ。
今後《祭主》がこの世にとどまれる時間は、《祭主》が保持している霊力量によるという。各地の《祭壇》は閉じつつあるとはいえ完全に閉じきるまでにはまだ猶予があるわけで、それまでに多くの《祭壇》を管理下に置けば、それだけ多くの霊力を自分の陣営の《祭主》に送り込むことができる。
要するに、《祭壇》を多く管理下に置いた陣営の《祭主》ほど、長い間消えずに済むということだ。《祭主》たちと少しでも長く共にいることを望む《祀徒》たちが、《祭壇》の確保に血道をあげるであろうことは想像に難くない。
《祭壇》争奪戦である「天下統一」は、今後「《祭主》の生存競争」という側面を帯びつつ、激化することになりそうだ――。
ちなみに、新生マリア・テレジア陣営はまた滅亡したそうです。
霊災収束へ? 霊子エネルギーの噴出量は減少傾向
いずれやってくる《祭主》 との別れのときに、《祀徒》 たちは何を思う?
いち早く減少傾向にあった東北の北部については、霊子エネルギーの噴出が完全に収束。その他の地域も、一部(北海道、富士周辺、沖縄など)を除けば、おおよそ1年程度で霊力噴出が止む見込みであるという。
もっとも、すでに噴出済みの霊子エネルギーまで消えるわけではなく、その後も特殊災害への警戒は怠るべきではないとのこと。とある特殊災害対策対応庁の関係筋によれば、すべての霊子エネルギーの濃度が大霊災以前の水準にまでもどるのは、「おそらく数年からそれ以上かかるのではないか」ということらしい。
では、いざこの日本から霊子エネルギーが消えたら、どのような影響があるのだろうか?
まず、当然のことながら、各種霊障が起こらなくなり、
日本から霊子エネルギーが消えたのち、《祭主》たちがどれだけの期間この世に顕現できるかは、その《祭主》の保持霊力によるという。予測では「標準的な《祭主》で十数年程度ではないか」(関係筋)とのこと。ただし、
また、霊子エネルギーの存在を前提とした霊子工学についても、当然ながら技術として成立しなくなる見込みである。ただしこれを見越してか、現在霊保院会議では「人工的に《祭壇》を作り出す技術の確立」が検討されているのだとか。
人工《祭壇》が実用化にいたれば、《祭主》たちも霊子工学も消えることを免れることなる。が、「万一のことがあれば第二の大霊災を引き起こしかねない」と不安視する声もがっている。
そもそも、《祭主》自身が「永遠」を望んでいるのかという問題もある。「永遠にこの世に縛り付けることが、《祭主》にとって本当にいいことなのか?」という疑問を投げかける者もいるし、実際、《祭主》の中には「この世は生者のものであり、死者はいずれ去るべきである」と考えている者もいるという。
霊災からの復興を望む多くの国民からすれば、一刻も早く日本から霊子エネルギーが消えてしまった方が望ましいだろう。大霊災による被害は霊子エネルギーに起因するということを無視することはできない。霊子エネルギーには未だ解明されていない部分も多く、どのような落とし穴があるとも知れないのだ。
しかし、これまで《祭主》と苦難と共にしてきた《祀徒》たちにしてみれば、やはり「避けられない《祭主》との別れ」に複雑な思いを抱いてしまうのも無理はない。
今後、霊子エネルギー(ひいては《祭主》)はどうあるべきなのか。
国を挙げての議論が必要とされているのかもしれない。
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