『霊保院会議』 ver. 1.1
『霊保院会議』は、独自のルールを用いて、特殊災害派遣部隊の出動要請や、アシストなどの新規開発を行う、数値処理中心のシナリオ(ゲーム)です。
参加希望の方は、以下のルールをよく読んでからご参加下さい。
2013.3 ルールをver1.1に改定。
1.0 参加方法
『霊保院会議』専用の行動選択肢番号を記入すれば参加できます。
《祀徒》であれば誰でも参加することができます。
2.0 『霊保院会議』でできること
キャラクターの「影響力」をポイントとして振り分けることで、「特殊災害派遣部隊の出動要請」(→3.0)、「新規開発案の提出」(→4.0)、「議題の可否決」(→5.0)、「開発案件への予算投下」(→6.0)を行うことができます。
すべての項目にポイントを振り分けても構いませんし、特定の項目にだけポイントを振り分けることも可能です。ポイントは必ず正の整数で振り分けてください(マイナスや小数点以下のポイントは無視されます)。
3.0 特殊災害派遣部隊の出動要請
自衛隊の「特殊災害派遣部隊」を、特定のエリアへ出動させます。この特殊災害派遣部隊は、『天下統一』において、指定した陣営・エリアの「戦闘力」として加算されます。
3.01 必要ポイント
出動要請を行うには、「特殊災害派遣部隊の出動要請」に一定量のポイントを割り振る必要があります。第1ターンにおける必要ポイントは「500」です。
3.1 指定項目
出動要請は「部隊」「援護陣営」「出動エリア」を指定することで行います。必ずアクションに記入してください。
3.11 部隊の指定
出動を要請する部隊を1つ指定します。部隊と戦闘力は第8ターン段階では以下のようになっています。
イ部隊)戦闘力80000
ロ部隊)戦闘力56000
ハ部隊)戦闘力32000
ニ部隊)戦闘力24000
ホ部隊)戦闘力 8000
最新の部隊の戦闘力については、次ターン情報・行動選択肢一覧にある霊保院会議専用の行動選択肢にてご確認ください。
3.12 援護陣営の指定
どの陣営を援護するかを1つ指定します。第8ターン時点での陣営は以下の6つです。
1)織田信長陣営
2)ジャンヌ・ダルク陣営
3)レオニダス陣営
4)新生マリア・テレジア陣営
5)水戸光圀陣営
6)劉備陣営
9)【人造】戦神陣営
最新の陣営については、各ターンの「陣営情報」にてご確認ください。
3.13 出動エリアの指定
部隊を出動先を、1つ指定をします。「天下統一地図」にあるエリア番号を記入してください。
3.2 出動要請の処理
出動要請は、以下のように処理されます。
(1) 1つの部隊に対し派遣要請が複数あった場合、戦闘力を要請ごとに等分(最低単位は100、端数切り捨て)します。
(2) (1)で等分した戦闘力を、同じ「援護陣営」「出動エリア」ごとに集計し、合計値を算出します。
(3) (2)の合計値は、次ターンの『天下統一』において、その「援護陣営」「出動地域」の戦闘力として加算されます。
(4) 次ターン開始時点において、出動した部隊が進攻も防御もできない場合、出動は取り消されます。
3.3 特殊災害派遣部隊の増強
特殊災害派遣部隊は、「開発案件」の『特殊災害派遣部隊増強』によって強化されていきます。強化されると各部隊の戦闘力が向上しますが、出動要請の必要ポイントも増加します。
なお、『特殊災害派遣部隊・戦力増強』にはレベルがあり、現在の開発が終了すると自動的に次のレベルの開発案件になります。
3.4 出動要請の注意点
出動要請は、1PCにつき1ターン1部隊しか行えません。
3.5 記入例
特殊災害派遣部隊に500ポイント
部隊:イ部隊
指定陣営:6)ジャンヌ・ダルク陣営
出動エリア:010
4.0 新規開発案の提出
開発したい案件を、「新規開発案」として提出することができます。開発には、「アシスト開発」と「技術開発」の2種類があります。
4.01 アシスト開発
各組織から《祀徒》に支給されるアシストを開発します。自分の所属に関係なく、どの組織のアシストでも開発案を提出できます。汎用アシストの開発案を出すことも可能です。
4.02 技術開発
霊子力工学そのものの技術を発展させるための開発です。開発案件が完了するまでに必要なポイントが減少したり、特定の効果を持つアシストを開発する時の前提条件となることがあります。
(例)「幽霊を光学的に撮影する技術」など
4.1 指定項目
新規開発案の提出は、「ポイント」「開発案名」「種別」「内容」を指定することで行います。
4.11 ポイントの割り振り
影響力をポイントとして割り振ります。ポイントの割り振られていない新規開発案は却下となります。
4.12 開発案名の指定
開発案の名称をアクションに記入してください。最大で16文字。開発案名の文字数が多い場合は、マスターが変更することがあります。
4.13 種別の指定
アシスト開発か技術開発かを指定します。新規アシストを開発する場合は、どの組織のアシストとして開発するかを明記してください(「汎用」を選ぶこともできます)。
4.14 内容の指定
アクションに、開発内容を具体的に記入してください。
4.2 新規開発案の採用
新規開発案は1ターンにつき最大10件まで採用されます。採用された新規開発案は、次ターンの議題となります。
10件という採用上限は、世界情勢等により、変更される場合があります。
4.21 同一の案件が提出された場合
まったく同じ内容の新規開発案が、複数のキャラクターから同時に提出された場合、割り振られた提出ポイントを合計し、1つの案件として扱います。
4.22 新規開発案が11件以上あった場合
配分された数値により、上位10件が採用(配分された数値が同数の場合は、マスターの判定により採用される物を選択)されます。
4.3 開発完了ポイントの算出
4.22で採用された新規開発案に対し、開発終了までに必要となる「開発完了ポイント」を算出します。効果が高かったり、高度な技術が必要な物ほど、必要となるポイントが増大します。アシストを開発する場合、どの組織のアシストとして開発するかによって、ポイントが変化します(「汎用」のアシストとして開発する場合は、最も多くのポイントが必要になります)。
開発完了ポイントの算出はマスターが行います。
4.4 新規開発案の提出の注意点
新規開発案の提出は、1PCにつき1ターン1つしか行えません。
提出された新規開発案の内容は、ゲーム内ルールに添うよう、マスターによって修正が加えられることがあります。
ゲームルールを改変するような新規議題は、原則的に採用されません(例:「リアクションを1ターンに2回出るようにする」「新規議題を1ターン最大20件提示されるようにする」等)。
NPCが新規開発案を提出することもあります。
4.5 記入例
新規開発案の提出に200ポイント。
開発案名「ゴーストバキュームクリーナー」
種別:アシスト開発(セーフハウスサービス)
内容:幽霊を吸い込む掃除機。
5.0 議題の可否決
議題として採用された開発案の可決/否決を決定します。
5.1 指定項目
議題の可否決では、「議題」「賛成/反対」「ポイント」を指定します。
5.11 議題の指定
どの議題に対して可決/否決を行うのかを指定します。
5.12 賛成/反対の指定
指定した議題に賛成するか、反対するかを指定します。どちらか1つを選んでください。
5.13 ポイントの割り振り
賛成/反対にどれだけポイントを振り分けるのかを指定します。
5.2 議題の可否決の処理
議題の可否決は、以下のように処理されます。
(1) 議題ごとに、賛成のポイント、反対のポイントをそれぞれ合計します。
(2) 賛成にも反対にもポイントが入っていなかった議題は「却下」となります。
(3) 賛成/反対のポイントを比較し、賛成の方が多いまたは同値の場合、議題は可決されます。反対の方が多かった場合は、議題は否決されます。
(4) 可決された議題は、「開発案件」となり、次ターンより「開発案件への予算投下」が可能になります。
5.3 議題の可否決の注意点
議題の可否決は、同時に複数の議題に対して行うことができます。
同一の議題に対し、賛成と反対を同時に指定することはできません。
NPCが議題の可否決にポイントを割り振る場合もあります。
5.4 記入例
【議題0003】「対霊カラーボール」に賛成、500ポイント。
【議題0005】「対霊強化弾丸」に反対、100ポイント。
6.0 開発案件への予算配分
可決済みの開発案件に、ポイントをわりふるという形で、予算を配分します。
6.1 指定項目
開発案件への予算配分では、「開発案件」「ポイント」を指定します。
6.11 開発案件の指定
どの開発案件にポイントを振り分けるのかを指定します。
6.12 ポイント
指定した開発案件に、どれだけポイントを割り振るのかを指定します。
6.2 開発案件への予算配分の処理
開発案件への予算配分は以下の手順で処理されます。
(1) 割り振られたポイントを、開発案件ごとに合計する。
(2) 前回からの繰り越しポイントがある場合は、(1)に加える。
(3) ポイントの合計値が、開発完了ポイント以上になったら、開発が完了する。開発が完了した案件は、次ターンから適用される。
(4) ポイントの合計値が、開発完了ポイント未満だった場合、次ターンへの「繰り越しポイント」となる。
6.3 開発案件への予算配分の注意点
予算配分が行われなかった開発案件は、仕分けされることがあります。
NPCが開発案件への予算配分にポイントを割り振る場合もあります。
6.31 案件の仕分け
(1) そのターンに、ターン数×1000以上のポイント投下がなかった案件は、「仕分け候補」となります。
※ただし、すでに残り開発完了ポイントがすでに0の案件(前提技術が足りていないため、開発が完了していないもの)については、たとえポイントの投下がなくても仕分けの対象にはなりません。
(2)次のターン、「仕分け候補」案件にターン数×1000以上のポイントが割り振られなかった場合、その案件は廃案となります。ターン数×1000以上のポイントが割り振られた場合、その案件は「仕分け候補」から除外されます。
6.4 記入例
【案件0001】「特殊災害派遣部隊・戦力増強T」に300ポイント、【案件0002】「霊子工学基礎技術研究T」に50ポイント
7.0 当シナリオに参加した報酬
当シナリオに参加した場合、通常より多く影響力が上昇します。
7.1 追加の影響力
以下の要件を満たした場合、費やしたポイントに応じて、追加の影響力をボーナスとして得られる可能性があります。
「特殊災害派遣部隊の出動要請において、多くの戦闘力を出動させた」、「新規開発案が採用された」、「自分が賛成した議題が可決された」、「自分が反対した議題が否決された」、「自分がポイントを割り振った開発案件が完了した」
7.2 特定組織・人物へのコネ
特定の組織に関連する開発案件にポイントを投下した場合、その組織に対するコネクションを得られることがあります。開発案件に費やしたポイントが多いほど、コネクションは獲得しやすくなります。
組織へのコネクションは、「××××とのコネ」という形で、アイテムとして発行されます。このアイテムにはレベルがあり、レベルが高くなるほど、その組織との交渉がうまくいきやすくなります。
また、ポイントの投下が組織ではなく人物に対して好印象を与えた場合、組織ではなく該当人物へのコネクションを得られることがあります。人物へのコネクションは「××××との仲」という形で、アイテムとして発行されます。組織へのコネ同様、このアイテムにもレベルがあります。