キャラクター

4035 ナイチンゲール

「ごめんなさい! 白衣の天使じゃなくてごめんなさいっ!」

ナイチンゲール

外見性別:女  外見年齢:18歳
徴の形状:枝に止まった小夜啼鳥
未練:傷ついた人を癒す
所属:劉備陣営

 イギリスの看護婦、看護教育者。クリミア戦争に従軍し、献身的な看護で「クリミアの天使」と呼ばれた。看護婦のことを「白衣の天使」と呼ぶのは、彼女に由来するという。

 黄泉帰った現世でもまた、彼女は「白衣の天使」たらんとし、日々看護活動にいそしんでいる。……のだが、なぜか復活した彼女は、彼女が救いたいと願う患者以上に病弱だった。
 少し歩いただけで息切れし、顔色は患者以上に青白い。咳き込めばすぐに吐血し、日中に出歩けば貧血で倒れる。あまりの虚弱ぶりに、患者から「いいから休んでてください」と説教されることすらあるという。  だが、それでも彼女は看護を辞めない。点滴スタンドを相棒(?)に、あちこちに出没しては、病める者、傷つきし者を癒していく。
 彼女は知っているのだ。いかに癒しの《霊験》を持つ彼女であろうと、失われた命を取り戻すことはできない、と。命をつなぎ止めるためには、命が失われる前に手を尽くすしかない、と。

 ちなみに、幽霊である彼女に輸血や点滴が有効であるかは、はなはだ疑わしい(というか、おそらく効果はない)。しかし彼女によれば「点滴で自分をいたわろうとしてくれる、医師たちの気持ちがうれしい」のだとか。虚弱な彼女を支えるのは、そうした“医の同志”たちの想いなのかもしれない。


《霊器》レリック

5350「本(ナイチンゲール)」、5351「ナイフ・短剣(ナイチンゲール)」


《霊験》アバター

6350 『†クリミアの天使』 単発型

 対象1人の負傷を瞬時に回復させ、その負傷による感染症を防ぐ。この《霊験》を使うと、使用者だけでなく回復対象も魂が疲労する。対象の疲労具合は、傷の深さに基づく。対象がこの《霊験》の効果を拒否する場合は、対象にはあらゆる効果が及ぼされない(負傷の回復や魂の疲労などの効果が発生しない)。使用可能距離は接触〜数m程度。対象との距離が離れるほど、使用者の魂の疲労が増える。
 この《霊験》による回復は肉体的な外傷だけで、病気や精神的なダメージは回復できない。
※この《霊験》は、ナイチンゲールと本契約した《祀徒》しか使用できない。


6351 『子を失う親のような気持ちで』 維持型

 献身的な看護を行うことで、対象の肉体の自己回復力を向上させる。どれだけ向上するかは、使用者の霊力と、この《霊験》の使用時間に基づく。