アクション
『ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス 〜偉人はいかにして幽霊になりしか〜』において、あなたのキャラクター(PC)はさまざまな行動に挑戦することができます。
人々の日常を脅かす
そうした行動パターンの中から、あなたのPCがどのような目的で、なにを考え、なにを行うのか。それによって事態をどのような方向にもっていきたいのか、などを簡潔にまとめたものが『アクション』です。
つまりアクションとは、ゲーム世界に生きるあなたのPCが「こんなことを考え、こんな行動をとりたがっている」という行動宣言なのです。
ただし、アクションのすべてが成功するとは限りません。
また、そもそもその行動を実行に移すことができない場合すらあります。
アクションは常にその一部、あるいは全部が失敗してしまう危険性をはらんでいます。
というのも、アクション内容がゲーム世界の法則から外れていたり、キャラクターの能力的に不可能なことだったり、あるいは他者のアクションとの兼ね合いで妨害されたり、相殺されてしまうことなどがありうるからです。
あなたのもとには、エルスウェアから毎ターン、専用の『アクション用紙』(キャラクターを新たに登録した場合は、『登録アクション用紙』)が送られてきます。これに、あなたのPCにとらせたい具体的な行動を書きこみ、毎ターン決められた締切日までにエルスウェアに送り返します。
エルスウェアのアクション判定スタッフである『マスター』は、あなたから送られてきたアクションを受け取り、他のアクションと突き合わせながら、その行動がうまくいったのかどうか、ストーリー展開にどのように影響したのかを判定して、『リアクション』と呼ばれる行動結果の文書を作成します。
あなたはこのリアクションを受け取り、内容を読んで参考にしつつ、また次回のアクションを考えます。
この繰り返しによって、ゲームは進んでいくのです。
アクションは大きく分けて『行動選択肢』『一時契約による
※「アクション用紙」「登録アクション用紙」の書き方については、「用紙の書き方」の該当ページにも説明がありますので、併せてご確認ください。
◆行動選択肢を選ぶ
『ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス 〜偉人はいかにして幽霊になりしか〜』では、あらかじめ用意されたいくつかのシナリオごとに、行動選択肢というものが設定されています。
行動選択肢は毎ターン内容が変更されるため、よく確認してください。
アクションを掛けるにはまず、そのターンの行動選択肢の中から興味をひいたものを1つ選び、アクション用紙の「行動選択肢番号」「行動選択肢名」に、7桁の番号と選択肢名を記入します。
行動選択肢は、そのキャラクターがどのシナリオに関わるのか、そこでなにをするのかという大まかな区分であり、指針でもあります。
行動選択肢をもとに、どのシナリオに割り振られるかが決定するので、PCにとらせたい行動がどの行動選択肢にあてはまるか、じっくり考えて選んでください。
たとえば「
それを選んだ人は必ずしも、自分が《雑霊》を攻撃しなければならないわけではありません。
「《雑霊》と戦う」を選んだうえで、仲間と作戦会議を開いたり、戦いにそなえて準備をしたり、戦いに行く人を激励したりしてもいいのです。また選択肢の内容から、《祭主》に会えることを想定して、《祭主》との会話を目的とすることも考えられるでしょう。
言い換えれば、上記のようなアクションを取りたい場合に、こちらの行動選択肢を選べばいいわけです。
もし「《祭主》に謁見する」というような行動選択肢が他にあるなど、自分の掛けたいアクションにより近い選択肢がある場合は、そちらの行動選択肢を選んでください。
行動選択肢が未記入の場合、PCは目的の場所に行けず、アクションそのものが採用されなくなることもあります。
あてはまる行動選択肢が見つからない場合でも、必ずもっとも近いと思われる行動選択肢を選んで記入してください。
◆一時契約による《霊験》 およびアシストを選択する
《霊験》は《祭主》の力を借りることで発揮される特殊能力、アシストはPCの所属組織ごとに受けることのできる支援サービスです。
《霊験》とアシストを駆使することで、PCのアクションをより成功に導くことができるでしょう。
一時契約した《祭主》の《霊験》とアシストは、ターン毎に選択します。そのターンに一時契約する《祭主》と使用する《霊験》、アシストを選び、用紙にそれぞれ番号と名称を記入してください。
《霊験》およびアシストの詳しい説明については、「マニュアル >《霊験》」や「《霊験》リスト」(別ウィンドウで開きます)、「アシストリスト」(別ウィンドウで開きます)を参照してください。
◆行動を考える
「行動」とはPCが取る、具体的な行動内容のことです。
アクション用紙の「行動」欄に、行動内容を記入してください。
たとえば、あなたのPCが「《祭主》を守る」という行動選択肢を選んだとします。
この場合、行動欄にただ「がんばって守る」と書くだけでは活躍するのは難しいでしょう。
そのアクションでは、PCがどうして仲間を守りたいのか、どんな方法で守るのか、どんな障害を予測しているのか(あるいはしてないのか)、といった重要な部分が、マスターに分からないからです。
行動内容はより具体的であるほど望ましいです。
行動に書かれた内容次第で、あなたのPCが活躍できるかどうかが決まります。
PCになにをさせたいのか、その行動によって事態をどう変えていきたいか、などをよく考え、簡潔に、かつ具体的に記入しましょう。
●行動記入例
「敵が内部に侵入してきた時に備え、部屋や廊下に罠を仕掛ける」
「《祭主》のそばから片時も離れず、いつ攻撃を受けても対処できるよう備える」
◆行動補足を書く
行動に書ききれなかったことの補足説明です。
どうしてその行動を取ろうと思ったのかといったPCの気持ちや、行動にあたっての細々とした注意事項や、準備など。主な行動の補足説明を、アクション用紙の「行動補足」欄に記入してください。
《霊験》やアシスト等の具体的な使用方法を説明したい場合などにも、こちらを利用します。
《霊験》およびアシストの詳しい説明については、「マニュアル >《霊験》」や「《霊験》リスト」(別ウィンドウで開きます)、「アシストリスト」(別ウィンドウで開きます)を参照してください。
特に補足の必要がない場合は、なにも書かなくてもかまいません。
●行動補足記入例
「罠を仕掛けた位置は事前に仲間に知らせておき、同士討ちを起こさないよう注意する。《祭主》を守ることが目的なので、落とし穴など殺傷性の低い罠を選び、《祭主》が逃げるまでの時間稼ぎとする」
「《祭主》は命の恩人なので、今度は自分が恩を返したい。場合によっては自ら盾となって《祭主》を攻撃から守る」
※日常的な行動について
メインのアクションとは直接関係ありませんが、あなたのPCが日頃どんな行動をしているかなどを表す「日常的な行動」欄が、アクション用紙にあります。
日常的な行動でなにかアピールしたい事がある場合などに記入してください。
基本的に日常的な行動は、アクションの成否に影響がありません。また影響を与えるような行動を書いても、採用されない場合があります。
キャラクターのイメージや雰囲気をマスターに伝えるための、補足的なものとして利用するといいでしょう。
特に必要がない場合は、なにも書かなくてもかまいません。
●日常的な行動記入例
「普段は《祀徒》であることを隠して、コンビニでアルバイトをしています」
「せっかく《祭主》のそばにいるので、暇な時間を使って今の日本文化などを《祭主》に教えます」