バックナンバー(第9ターン) > 『Here Come New Lords!』
新たに登場した注目
今ターンは魔法少女17歳(自称)がマジカル☆チェンジ!
4056 パラケルスス
「いいねぇ、実にいい。被造物に殺される。
――これこそ創造主冥利につきるってもんだよ」
外見性別:女 外見年齢:17歳
徴の形状:八芒星が入ったフラスコ
未練:新たな生命を作る
所属:水戸光圀陣営
「ホムンクルス」を創り出し、賢者の石を持っていたという、ルネサンス期の錬金術師。地水火風の四大元素、水銀・硫黄・塩のアラビアの三原質を再発見した業績で知られる。本名、テオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム。
黄泉帰ったパラケルススの興味は、ただ研究にのみ向けられた。頼みもしないうちから次世代エネルギー研究所(のちの霊子エネルギー研究所)に出入りしては、あれこれと研究に口出し。特殊災害対策対応庁(退魔庁)が発足し、全退魔機関が技術提供を行う『霊子工学総合研究所』が設立されると、さも当然とばかりにそちらで研究を始めた。退魔庁に研究協力する
そんなパラケルススが最も興味を持った研究が「人造《祭主》」の研究だった。生前からホムンクルスという人造人間を作ることに執心していた彼女である、自分が《祭主》になったのだから、今度は人造《祭主》を創ろうという気になるのも不思議はない。
「人造《祭主》は、《祭主》を駆逐するのではないか?」という声もあるが、少なくともパラケルススがそれを不安に思うことはないようだ。むしろ、「被造物に殺されることこそ創造主冥利」と、言う始末だ。フランケンシュタインコンプレックスの真逆。言うなれば、フランケンシュタインフェティッシュなのが、パラケルススなのだといえよう。
そんな人造《祭主》も、霊保院会議での
「せっかくこんな姿で黄泉帰ったことだし、魔法少女ってヤツでも目指してみようかしら?」などと、最近は宣っているらしい……。
そんな彼女の趣味は、意外にもパチンコ、パチスロだという。ただしからっきし弱いのだとか。なのにどうして好きなのかというと、「いやあ、どういうわけか、『等価交換』ってフレーズが好きなんだよねえ」とのこと。
パチ屋でたむろする魔法少女。
……なんともドリームレスな光景である。
◇《霊器》
5560「ナイフ・短剣(パラケルスス)」、5561「棒・棍(パラケルスス)」
◇《霊験》
6560『フラスコの中の小人さん』 単発型
眠る前にこの《霊験》を使用すると、使用者が眠っている間に、小人さんがごく簡単な雑用をしてくれる。雑用の内容は、使用者がメモを残しておくことで指定することが可能(メモの内容はアクションにて指定する)。ただし、小人さんは複雑な事ができず、また、間違えてしまうこともある(能力値はすべて1かそれ以下で、なおかつ霊力なし、程度の能力しかもたない)。小人さんの作業時間は使用者の霊力に基づく。ただし、小人さんの活動中に使用者が目を覚ましてしまったり、あるいは小人さんが誰か他の人物(《祭主》含む)に目撃された場合、この《霊験》は即座に解除される。この《霊験》は1日に1回しか使用できない。
6561『ラヴ・ポーション』 単発型
好きな人に告白する勇気が湧いてくる魔法の薬を作り出す。また、この魔法の薬の服用中は、失恋のショックに耐えやすくなる。服用効果は、約1日持続する。作り出した薬自体は、数時間で消滅する。この薬は、使用者本人にしか効果はない。なお、この薬に「相手を惚れさせる」といった類の効果はない。この《霊験》は1ターンに1度しか使用できない。
6562『マジカル☆チェンジ』 維持型
霊力によって具現化した衣装を、瞬間的に身にまとうことができる。どのような衣装を具現化するかは、アクションにて指定する。この衣装を着ていると、他人(幽霊含む)の注目を集めやすくなる。この《霊験》の発動中は元々着ていた衣服は見えなくなるが、《霊験》の効果が切れると、また元の衣服に戻る。アクセサリー等も同時に具現化できるが、特別な機構をそなえたようなあまりに大がかりなものは具現化できない。また、この衣装は一切の防御効果を持たない。「衣装」の定義はマスターが判定する。