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※6/20 新着ニュースを4本追加!!


大霊災の元凶・御前の最期!?

《祀徒》チェインドたちが切り開いた未来!! そして戦いは続く……
VS御前 ※イラスト左から、御前(NPC)、東雲千代(5157817)、後藤正晴(7022389)、蘭城巌音(9108861)、武内朱音(4931084)

 長きにわたり繰り広げられてきた《祀徒》チェインドと幽霊との戦いに、今回ひとつの節目が訪れた。
 一部で“大霊災”を引き起こした元凶と噂された人物、御前こと無戒天成が、このたび織田信長率いる武新・懸母衣衆の《祀徒》たちによって倒されたのだ。
 いち早く御前の存在を察知していた信長陣営は、これまで密かに調査を進め、追い詰めるまでには成功していた。しかし『《生ける祭主》リヴィング・ロード化』の儀式により御前は圧倒的な力を手にする。そして、信長陣営の力を持ってしても彼を倒すのは不可能だった。
 しかし、これに対しては信長陣営も、ジャンヌ・ダルクと協力体制を取ることで、《災主》タイラント化した御前に備えていた。そして最終的に作戦は成功し、ついに倒すまでに至ったのである。
 御前が死亡したことで、彼が起こそうとしていた“大霊災”の世界拡大化は未然に阻止された。また、ジャンヌ陣営側でも、昨今問題となっていた《祭壇》の霊子濃度の異常上昇を収めることに成功したようだ。
 ただし、御前の死は各《祀徒》組織や、政府、警察などに大きな波紋を生んだらしい。なんでも御前は、かつては日本を守り続けていた腕利きの《祀徒》であり、陰陽課はおろか退魔庁にも少なからぬ影響力を持っていたと言われているのだ。そのような人物が“大霊災”の主犯であったという事実は今後、《祀徒》の信用に大きく関わる問題となり得る。
 こうしたことを鑑みて、織田信長はこの一連の騒動の真相を公には出さず、《祀徒》たちの間でのみ解決させる方針で考えているとのことだ。
(※実のところ、この記事の内容も弊誌が独自のルートで得た関係者の証言を元にまとめられたものにすぎない。証言者の保護の観点から、確たる証拠を示すことはできない点はご容赦ねがいたい)
 いずれにせよ、問題が大き過ぎるだけに事を慎重に進める必要があるだろう。
 全体を通してみれば喜ばしいニュースであるが、これはあくまで“大霊災”の節目。終わりを迎えたわけではない。
 全ての元凶が消えたとしても、日本は今も《災主》《雑霊》ノーライフの蔓延る魔窟であるのに代わりないのだ。それに、噂では御前が倒されたことにより富士山に封印されていたという強力な《災主》が復活したとも言われている……。
 これらの悪鬼悪霊を全て消滅させない限り、《祀徒》たちに休息の日は来ないのである。
 果たしてこれから先、本当の意味での“大霊災”に終わりは来るのか?
 それはまだ誰にも分からないが、これからも人々の安全を守るためにも《祀徒》たちが活躍し続けることを祈りたい。

緑を取り戻し始めた“彩野辺”と帰還した住民達

湖畔3景 ※イラスト上段左から、藤枝斎門(8523859)、ベルリッタ・オルタ・ソラ(4986782)、下段左から、キャロル・バートン(3403516)、水無月・ローズ(2819312)
繰り返さんとする歴史
立ち向かえるのは、幽霊を拒まず
その力を借りた《祀徒》チェインドのみ


 《祀徒》によるボランティア活動の行なわれてきた東北某湖畔から詳報が入った。かの地では大霊災の数年後に鉄砲水が襲い、ひとつの集落が水の底に沈んだのだという。これまで《祀徒》がコンダクターとして除霊してきた一般人は、皆がそこの住民だった。
 集落はかねてから住民達により“彩野辺(あやのべ)”と呼びならわされ、湖水放流直後は見る影もなかったが、その姿を少しずつ取り戻しつつある。そもそもは野イチゴが自生する美しい野辺という意味であるらしい。
 何より、仮設住宅住まいだった住民達の新居が建てられ、《祀徒》の助力により彼らの引っ越しまでも済んだのが大きい。集落の再生は着実に進んでいるようだ。
 ところで、この湖畔では二つの大きな事件が起こっていた。
 ひとつは《祭主》ロードセシル・ローズの登場だ。セシルは何かを守るために、何者か数名と長きにわたって湖底(すなわち彩野辺)にとどまり続けているらしい。現在では一部《祀徒》達に《霊験》の使用を許し、その何かを守る役目は許された《祀徒》が担いつつある。
 もうひとつの事件は《祀徒》による殺人事件だ。詳細は不明だが、公安第霊課所属を中心とする《祀徒》が立ち上がり、容疑者は抵抗も無く逮捕された。聞き及ぶ範囲では、湖畔に住む《祀徒》の約半数が、凶行に対して何らかの対策を講じていたとか。各員なりにコミュニティの危機を感じていたのだろう。
 以上はすべて、コミュニティ等を守るための戦いといえよう。だが、それだけで人々の生活は完結するはずもない。たとえ戦いに支えられたとしても、活力にあふれ、精神的にも豊かな生活が伴わなければ、安全だろうとそれは寂しい日々に過ぎない。
 戦いの裏で行なわれた引っ越し祝いのバーベキューも、退院祝いの食事会も、花見もバレンタインデーも年越しの餅つきも、すべては合わせてひとつ。欠かせないことなのだ。
 梅雨に入り、雨も強く降るようになった。彩野辺の住民はその雨に不安をかきたてられているという。理由は推測のつきそうなものだ。《祀徒》達は覆う暗雲を、現実化する前に打ち払えるだろうか。



人工《祭壇》アルター技術の海外流出を阻止せよ!

VS日野富子 ※イラスト上段左から、七草荊(3482084)、日野富子(NPC)、下段左から、梅郷小太郎(9855546)、吉田かぐら(NPC)、鈴木次郎三郎(3129181)
奈良生駒山中に《災主》タイラント日野富子現る!
《祀徒》の果敢なる活躍!


 人工《祭壇》千早の法によって陰陽課を長らく支えていた吉田家であったが、既に報じられている通り、吉田鎮也氏の死亡の後に遺言状が行方知れずとなった結果、千早の法についても使い手が不在の状態に陥っていた。この遺言状、実は《災主》日野富子の《奸徒》が入手していたという。日野富子は自らの《奸徒》に千早の法を握らせることで、《祭壇》が出現していない海外へ逃亡することを図っていた。これを阻止したのは、梅郷小太郎、鈴木二郎三郎、七草荊といった《祀徒》たちである。日野富子の《霊験》は強力であったが、《祀徒》の着実に守りを固めた上での攻撃が奏を効した。《祀徒》たちの猛攻によって、日野富子は大幅に力を失い、ついには『九年石』なる秘宝の内に封印されたという。
 鎮也氏とその弟である學人氏の死亡により、陰陽課では吉田一族の求心力の低下が囁かれていた。鎮也氏の一人娘であるかぐら氏は、後継と呼ぶには実力不足が懸念されていたからである。しかし、これら《祀徒》の活躍を見聞きした者たちによって、かぐら氏には実力ある《祀徒》を取り立て活躍の場を与える能力はありそうだと、一部には見直す向きも出ているという。
 また、『九年石』を御神体として奉じていた紅念神社の関係者は、《災主》との戦いで《祀徒》たちが九年石を活用したことを大絶賛している。紅念家は古くから霊能に長じ、吉田家とも関係のある奈良の旧家である。現在でこそ《祀徒》を輩出することなく形だけの存在となった紅念家ではあるが、陰陽課内にはその声を尊重する者も残っていることだろう。
 人工《祭壇》千早の法の詳細を奪還し、紅念家の支持も得た《祀徒》たち。彼らの今後の動向に注目したい。



《災主》タイラント《雑霊》ノーライフ軍団の進撃

敵は《災主》級“元帥”《雑霊》ノーライフ26体と“聖女”《雑霊》7体、東京スカイタワー中層部で大激突!
スカイタワー決戦 ※イラスト左から、緒乃美・リーガル(4749059)、高嶺ふみこ(3497017)、魚見涼(8828882)

 東京スカイタワー上層部で《祭主》ジャンヌとレギオン本隊がマグナ・オペラと最後の戦いを繰り広げているころ、同じく熾烈な戦いがタワー中層部で行われていた。《災主》ファウストの《霊験》が残した“肉塊”が高濃度の霊力を利用し、《災主》級の霊力を持つ《雑霊》たちを次々と吐き出し始めたのである。「良心に芽生えて味方になった元悪役」《祭主》聖マルグリット、「最後の最後でいいところを見せようとするジジイ」《祭主》ナポレオン。そして唐突に「この戦いが終わったら(以下略)」的トークを乱発しはじめる《祀徒》たち。そんなレギオン・エトランジェ別働隊(旧北進軍)は「ここはおれたちにまかせて先に行け」と圧倒的な戦力の前に立ちふさがるのだった……!
 錦の御旗級死亡フラグがそそり立つなか、案の定、《災主》級“元帥”の突撃で隊列を崩され、孤立する《祀徒》ら、高嶺ふみこ、魚見涼、緒乃美・リーガル以下3名。かれらはみな白神山地のころより《祭主》ナポレオンにつき従っていた想像を絶するモノ好き――もとい、忠義の士であり、直属の《祀徒》である。かれらは《祭主》ナポレオンが仲間とともに助けに来るのを信じていた。というよりも、もはや“知っていた”と表記すべきほどの信頼を胸に、殺到する《災主》級“元帥”たちを食い止め続ける。前方は《災主》級“勇者の中の勇者”ジョン・ランヌ、そして背後は東京スカイタワーの壁にぶちあけられた人工の断崖絶壁! ほかの《祀徒》も必死にかれらと合流しようが果たせない。デッドエンドの女神様がにやにや笑いで微笑みかける。
 ――だが、それはふみこたちの巧妙な罠だった。追い詰められたのではない。おびき寄せたのだ。
 構太刀百合との連携により《災主》級“元帥”は一網打尽にされ、ゼロ距離一斉砲撃を受け、爆散。最後に残った《災主》級"裏切り者"マルモンをナポレオンが許したことで全ての《災主》級“元帥”たちは消滅した。
 また一方、半人半竜の《災主》級“聖女”と相対していた《祀徒》たちも、熟練した連携と命がけの攻撃で勝利をつかみ取っていた。本物の悪竜(ドラクル)と長い間死闘を繰り広げてきた彼らにしてみれば、聖なる半竜では役不足であったろう。その後、《祀徒》数名が死亡フラグ以外のなにか別のフラグを立てつつも、聖マルグリットの力を受けた伊月宮織人の一刀によって、《災主》級の亡霊たちを生みだしていた“肉塊”は消滅するに至った。
 こうして、ジャンヌ・ダルクらのレギオン本隊が日本の未来を救ったように、かれらレギオン別働隊は日本の“今”を守ったのである。



《災主》タイラントチンギス=義経、消滅!

黒翼の蒼狼
《祀徒》チェインド連合軍の快進撃!!!
奈落の先に待ち受けるものは……


 大きな黒翼をそなえた、蒼き巨狼――チンギス=義経。
 奈落とも呼ばれる富士風穴の奥深くでこの異形の魔獣を屠ったのは、『天下統一』の舞台で激しく鎬を削ってきたはずの《祀徒》チェインドたちの連合軍であった。これまで《祭壇》アルターを奪い/奪われという形で相争ってきた陣営同士が、その垣根を越えて実現させた共闘。
 今、『天下統一』に、大きな変化が訪れている。

 大霊災以後の富士山は、数ある地域の中でもとりわけ霊子濃度危険度の高い地域であり、これまでも多くの《祀徒》が足を踏み入れながらも、大きな成果を上げられずにいた魔境であった。どうにかこの富士山を織田信長陣営が管理下に置いたのは、つい最近のこと。しかし、この富士山の真の脅威は地下にあった。この地に縦横に走る風穴の奥深くに、“奈落”とも言うべきさらなる魔境があると判明したのである。
 しかもこの場所には、北海道を占拠していたチンギス・ハーンと源義経の二大《災主》タイラントが待ち構えていた。同一人物説があることから黒翼の蒼狼の姿に“融合”を果たした二大《災主》は、富士の風穴を奪還せんとする《祀徒》たちに猛然と襲いかかったのである。
 その戦いは正しく死闘と呼ぶに相応しいものだった。
 黒翼の蒼狼と化したチンギス=義経は、猛将だったときよりもさらに強さと凶暴性を増して、《祀徒》たちを苦しめる。これに対して《祀徒》たちは、戦いの中で絆を結んだ《祭主》ロードを召喚することで応戦。そしてついには溶岩の海にチンギス=義経を落とし、完全勝利を収めたのであった。

 順調に思える“奈落”富士の攻略だが、かといってここで油断してはいけない。噂によると、富士山の奥にはさらなる強力な《災主》が潜んでいるとも言われているのだ。
 あくまで今回の成果は、しかし、あくまで死闘の前哨にすぎないことを忘れるべきではない。
 《祀徒》たちの勝因は、間違いなく、所属陣営や組織に関係なく共闘したことにある。《祭壇》の所有権の掛かった『天下統一』では、陣営同士の利害は衝突するのが当然。しかし、この地に訪れた《祀徒》たちは、陣営の枠を越え、強大な敵にたちむかった。思えば、三月には織田信長とジャンヌ・ダルク両陣営による同盟が締結されるなどあったが、ここにきて《祀徒》同士の対立関係に変化が現れたのかもしれない。
 この先に待っているのは、奈落の底のさらなる奈落。
 富士の最奥で待ち構える《災主》を打倒するために、《祀徒》たちはこのまま陣営の壁を越えて、共に戦い続けることができるのだろうか。



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