バックナンバー(第1ターン) > 『Here Come New Lords!』
新たに登場した注目
4034 宮本武蔵
「貴様が斬るに値するか否か――見せてもらおう」
外見性別:男 外見年齢:24歳
徴の形状:交叉した2本の刀
未練:最強証明
所属:マリア・テレジア陣営
六十数回にもおよぶ決闘で一度も負けたことが無かったという、剣豪の中の剣豪。二刀をもって戦う「二天一流」の開祖。
その最期におのれの兵法の理念をまとめた「五輪書」を遺すことができた武蔵は、実のところこの世に対する未練などなかった。大霊災によって顕現したのちも、この世に興味などなく、深山幽谷にただ隠棲するのみであった。
ある意味枯れ果てていた彼の心に、小さな灯をともしたのは、次々と復活した《祭主》の存在だった。
「はたして、己が二天一流は、古今東西の英傑たちに通用するのだろうか?」
ひとたびともったその灯は武蔵の心にくすぶり続け、やがて押さえきれないほどに強くなる。死んだときにはなかったはずの未練が、よみがえったことによって彼の中に生まれていた。
単に『武蔵』が強いだけでは意味がないのではないか。
『二天一流』こそが強いのだということを証明しなければならないのではないか。
そして彼は
「二天一流こそ最強であると、天下に知らしめよ――」
◇《霊器》
5340「双刀(宮本武蔵)」、5341「刀(宮本武蔵)」
◇《霊験》
6340 『†五輪斬』 単発型
神速の太刀さばきによる五連撃を瞬時に叩き込む。近接タイプの《霊器》を装備している時のみ使用可能。一撃、一撃の威力は、通常時の《霊器》の攻撃より落ちる。《霊験》『二天一流』の効果を受けており、なおかつ《霊器》が「双刀」の場合は、十連撃を放つこともできる。ただしその場合、著しく魂が消耗する。
※この《霊験》は、宮本武蔵と本契約した《祀徒》しか使用できない。
6341 『†是則空也』 単発型
残像が残るほどの瞬時の身のこなしにより、相手の攻撃を回避する。相手の攻撃は残像をとらえるに留まり、文字通り空を切ることになる。この《霊験》は攻撃の回避にしか使用できない。相手の方が霊力が極めて高いなど、場合によっては完全にかわしきれないことがある。読みは「これすなわちくうなり」。
※この《霊験》は、宮本武蔵と本契約した《祀徒》しか使用できない。
6342 『二天一流』 常時型
二刀流の戦い方に熟達する。「《霊器》双刀」「《霊器》双剣」を用いた戦闘能力が向上する。どれだけ向上するかは、霊力に基づく。
4035 ナイチンゲール
「ごめんなさい! 白衣の天使じゃなくてごめんなさいっ!」
外見性別:女 外見年齢:18歳
徴の形状:枝に止まった小夜啼鳥
未練:傷ついた人を癒す
所属:劉備陣営
イギリスの看護婦、看護教育者。クリミア戦争に従軍し、献身的な看護で「クリミアの天使」と呼ばれた。看護婦のことを「白衣の天使」と呼ぶのは、彼女に由来するという。
黄泉帰った現世でもまた、彼女は「白衣の天使」たらんとし、日々看護活動にいそしんでいる。……のだが、なぜか復活した彼女は、彼女が救いたいと願う患者以上に病弱だった。
少し歩いただけで息切れし、顔色は患者以上に青白い。咳き込めばすぐに吐血し、日中に出歩けば貧血で倒れる。あまりの虚弱ぶりに、患者から「いいから休んでてください」と説教されることすらあるという。
だが、それでも彼女は看護を辞めない。点滴スタンドを相棒(?)に、あちこちに出没しては、病める者、傷つきし者を癒していく。
彼女は知っているのだ。いかに癒しの《霊験》を持つ彼女であろうと、失われた命を取り戻すことはできない、と。命をつなぎ止めるためには、命が失われる前に手を尽くすしかない、と。
ちなみに、幽霊である彼女に輸血や点滴が有効であるかは、はなはだ疑わしい(というか、おそらく効果はない)。しかし彼女によれば「点滴で自分をいたわろうとしてくれる、医師たちの気持ちがうれしい」のだとか。虚弱な彼女を支えるのは、そうした“医の同志”たちの想いなのかもしれない。
◇《霊器》
5350「本(ナイチンゲール)」、5351「ナイフ・短剣(ナイチンゲール)」
◇《霊験》
6350 『†クリミアの天使』 単発型
対象1人の負傷を瞬時に回復させ、その負傷による感染症を防ぐ。この《霊験》を使うと、使用者だけでなく回復対象も魂が疲労する。対象の疲労具合は、傷の深さに基づく。対象がこの《霊験》の効果を拒否する場合は、対象にはあらゆる効果が及ぼされない(負傷の回復や魂の疲労などの効果が発生しない)。使用可能距離は接触〜数m程度。対象との距離が離れるほど、使用者の魂の疲労が増える。
この《霊験》による回復は肉体的な外傷だけで、病気や精神的なダメージは回復できない。
※この《霊験》は、ナイチンゲールと本契約した《祀徒》しか使用できない。
6351 『子を失う親のような気持ちで』 維持型
献身的な看護を行うことで、対象の肉体の自己回復力を向上させる。どれだけ向上するかは、使用者の霊力と、この《霊験》の使用時間に基づく。