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初期情報06
 
 
 
ヤミヨノイロハ
【担当マスター】キタミ
 
 
 
 なにもかもが空になって、ひとつ、ふたつ、みっつ。
 くらもあけもとうに消え、よっつ、いつつ、むっつ。
 総てにとけてまちわびて、ななつ、やっつ、ここのつ。
 
 もういいかいと叫んでは
 数えも果てる今このとき、
 
 やっとこぼれるとおの声。
 
◇     ◇     ◇
 
 現在、東北・北海道地域は「ヴァナヘイム」と呼ばれている。
 同地方の全体的な方針を端的に表現すると「消極的な協調路線」ということになる。これはディアティとロードの関係を説明するものではない。(同地方ではそもそもディアティとロードの間に緊張状態がない)
 ヴァナヘイムはその成立の過程によって、各地方ごとにある程度の勢力を持った集団が今もいくつか存在している。彼らの作る緩やかな連合、その上にバルドルが立っている、という構造が「ヴァナヘイム」の本質である。
 主劍という、この世界に大きな意味を持つアイテムを手にしたバルドルを「まとめ役」として認め、各地域それぞれ過干渉しない。
 「消極的な協調路線」とはつまり「うちはうち、そっちはそっち。お互い余計な口出ししないで上手くやっていきましょう」ということである。
 そうはいっても小さな揉め事や、不満、あるいは地域をまたいだ異常が発生することはさほど珍しいことでもない。
 以下は現在ヴァナヘイムで発生している「事件」である。
 
▼ガルフエイジにおける内通者:
福島県中通り地方を中心に活動する集団「ガルフエイジ」内にて、「内通者がいるのでは」という疑惑が持ち上がっている。
 
 同集団は福島県中通りの平野部を利用し、所属の城家タツメ[しろいえ・−]が改良を施した植物の生産を大規模に行っている。(※1)
 イネ科植物の特徴を備えたその植物は「エニトロブ」と呼ばれているが、2ヶ月程度で収穫できるほど強靭で成長が早いという性質を持つ。さらに、早いサイクルでの収穫は単なる食料としてだけでなく、嗜好品としてのアルコール醸造をも可能にした。(各地方に持ち帰ってもエニトロブはきちんと育つが、これまで存在したどの穀物・野菜類とも変わらず、人手をかけることで収穫量は大きく変わってくる。
 ヴァナヘイム内の食糧事情そのものは決して悪くない。だが、専門的に効率よく大規模な生産を行うガルフエイジによって生み出された「他地域へ譲渡できる食料・酒」は、特に過疎地域にとって重要である)
 
 食料の供給・質のよい蒸留酒の製造も行う同集団はすでにヴァナヘイムの食糧事情を支える要の1つであり、その生産を大規模に行うガルフエイジの立場はヴァナヘイムにあって当然重いものとなっている。
 ヴァナヘイム自体が各地方の集団が連合する緩やかな組織である。食料の供給という手段でもって重要な位置を占めるガルフエイジを快く思わないものがいても不思議はない。ガルフエイジに内通者がいるのでは、という話が出た際には、山形・米沢を本拠地とし、ここ最近周辺地域への(多少の脅しや武力を用いて)働きかけを活発にしている「月津衆」が関与しているのではないか、と名前を挙げられて疑われる組織もある。(月津衆はこの一件について「一切知らない」という声明を出している)
 
 ガルフエイジのトップは「ゲフィオン」という名称を戴く。現在この名を持ち、ガルフエイジを率いるマッドウルフ[−]は、内通者の存在を疑う理由について「ガルフエイジ内の諸情報が流出している形跡があるため」としている。(※2)
 具体的にどんな内容が漏れているかといった点については、ガルフエイジにとっての不利益になるとして公表はしていない。場合によってはバルドルにこの点を伝え、ヴァナヘイムのリーダーに直接の介入を要求することも考えているらしい。
 
 現段階でも(今のところ「ガルフエイジの不利益になる情報」は伏せられているが)内通者の疑惑についてはバルドルに伝わっている。ガルフエイジ内部では、仙台から人員が派遣され、ガルフエイジに所属する面々たちに聞き取りを行うような行動があるのでは、といわれている。
 
※1/農業や関連する行動から牧歌的なイメージを持たれがちな同組織だが、実態はやや異なる。ガルフエイジの前身は、富士山噴火によって引き起こされた異変の直後に形成された。(この頃は集団と言うよりも、相互互助を目的とした個人の寄り合いといった態であった)この時期は混乱のまっただ中であったため、同集団も自然と自警団的な要素を強く含んだ性格となっていった。この頃の流れを引き継いでいるため、現在のガルフエイジ内には今も「どう見ても荒事専門では」といった風体の人員が少なくない。
 尤も、立場だけでなく、荒事専門の外見と実際の腕っ節でもナンバー1のマッドウルフが組織の長としてまとめているおかげか、周辺集団との軋轢は発生していないようである。
 また(同組織にその意図はなさそうだが)以上のような性格を内包するガルフエイジがアイオーンの勢力と近接する位置にあるのはそれなりに有用、と考える者もヴァナヘイム内には存在している。
※2/この一件において、ガルフエイジの拠点が福島であることから「隣接するアイオーン勢力の関与があるのでは」という声もあったが、マッドウルフは先に挙げた「不利益を被るため公表できない内容」からその可能性を完全に否定している。
 
▼近頃のヴァナヘイム:
(1)ヴァナヘイム内の各地で、ディアティ/ロードを問わず、異常・奇行を見せる者が少なからず見られるようになった。
 富士山噴火の異変直後から同症状は見られたが、以後その手の報告は減っていた。ここ最近の発症例は、混乱が比較的落ち着いたことで、逆にフラッシュバックに見舞われる者が出てきたのではないか、と考えられているが、詳細は不明である。
 
(2)エニトロブの野生化。こちらは歓迎されている事件である。ガルフエイジから持ち出されたエニトロブが耕作地以外でも見られるようになりつつあるのだ。
 勿論栽培される同種に比べれば生産性は良くない(今のところは収穫して食料にするよりも、まず増やすことを優先した方が良いのでは、と考えさせられるほどしか実をつけない)が、まったく世話をせずとも自生できると判明したのは喜ばしいことである。一本あたりの収穫量の少なさを補うくらい増えてくれれば、と考える者は多い。
 
◇     ◇     ◇
 
 ひとーつ、ふたつ。
 数えることは、おわりがない。
 おわらないことはひとつもない。
 
 おわらないのはおわること。
 おわることははじまること。
 
 さあさあ、数をかぞえよう。
 
シナリオ傾向など
推奨対応人数 ★★
最大対応人数 ★★★
シナリオ危険度 ★★★★
キーワード 『推理』『考察』『農業』『地産地消』『決断』『嘘』『実利』『今日の友は明日の××』『大事の前の小事』『公と私』『場合によってバトル成分強』『年齢を聞くのは野暮です』『むかしばなし』

イラスト=桜瑞
 
 
 
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