運命準備委員会 Sommerbrautは寂かに告げる
 


 
 
 
ルール解説
 
 
 
『運命発掘委員会』
???
 
『運命発掘委員会』
 この名称を最初に目にした八十神学院の転入生たちはこんなふうに思うらしい。
「ええと……就職課みたいなもの?」
「考古学研究会でしょ」
「旧校舎の真下にある古代の遺跡を掘る計画が……」
 
 ブー。全員不正解。
『運命発掘委員会』とは、歴史の影に隠れ、時の彼方に失われた想い出、誰も思い出せない『運命』を発見し、その過去世を甦らせることで、輪楔者に向けられている非道な攻撃を退け、輪廻の繰り返しから抜け出すために必要な新たな力を獲得することを目的として、古代王国研究の第一人者である須藤蓮司[すどう・れんじ]教授を中心に組織された、超エリート研究者集団である――
 
「うわぁ……教授、こんな嘘ばっか書いてJAR●から訴えられたらどうするつもりですか?」
「なんじゃ助手A、何処に嘘があるんじゃ? 委員会の目的が、過去に失われた『運命』を甦らせることじゃというのは本当のことじゃろうが?」
「教授が古代王国研究の第一人者だとか……斑鳩教授に殺されますよ?」
「それに『超エリート集団』も。本当のエリートなら、大学部の地下に追いやられたりしないと思う……」
「だっ、黙れ助手B! 学問に場所など関係ないわ! 優秀な教師と熱意ある生徒がおれば、そこが教室!!」
 残念なことだが助手Aことアレクセイも、助手Bことベアトリーチェも、熱意はあんまり持ち合わせがない。
 この奇行と気まぐれと悪ふざけと勘違いで出来ているボケ老人のおかげで使い果たしたというべきか。
「まあ、それはともかくとして、この紹介文は事務局に提出しちゃいましょう。もう締切も間近ですし」
「……本気なの、アリョーシャ?」
「ええ、もちろん本気ですとも。こんな文章で騙されてのこのこ来る阿呆なら教授を押し付けられますし……」
 助手Aは教授の書いた原稿をしまい、ぽつりと呟く。
「……その阿呆の中に、行き詰まった研究を進展させる金の卵が混じってないとも限りませんしね?」
*      *     *
 シナリオ『運命発掘委員会』は、PLの投稿によって、スタートブックに掲載されていない『運命』を作成する投稿型、ゲーム性重視シナリオです。
 シナリオ参加者はそのターンに採用された『運命』を自動的に獲得します。運が悪ければ、同時に『過去からの囁き』を獲得してしまう場合もあるかもしれません。
 同時に、このシナリオでは第2ターンから開始される古代王国の歴史研究シナリオともリンクしています。
 物語的には研究が進み、討論や意見交換に刺激されてPCが忘れていた『運命』を思い出し、それに影響された他の参加者たちも同時に思い出す形になります。
 新しく発掘される『運命』には以下の項目が必要です。
 
★名称:「〜の想い出」など10字以内
★属性:その運命に関わる属性を6種類から選びます。
★内容:その運命がどの時代の何の記憶で、どのような効果を持つのかを、150字以内で設定します。
 
 便利すぎるもの、万能なもの、回避不可能なものは、基本的に採用されません。
 また、この選択肢を選ばなくても投稿はできますが、自分の投稿したアイデアが採用されない限り、投稿者に新規の『運命』が発行されることはありません。
 投稿はアクション締切日の18時までにエルスウェアに必着とさせていただきます。また、リアクションはこの選択肢を選ばなければ送られないのでご注意ください。
 
●投稿先
郵便の場合
〒166-0015東京都杉並区成田東4-34-14ヤマフジビル3F
有限会社エルスウェア「運命発掘委員会投稿」係
電子メールの場合
http://sommerbraut.com/mail/
(サイト上から文面を入力・送信してください)
 
 
 
【シナリオ傾向など】
対応人数 上限なし
キーワード 『投稿型』『ゲーム性重視』『アイデア勝負』『ネタでもマジでも』『ウケを取るか実益を取るか?』『囁きも絶賛募集中』『前世の記憶を君の手で』『基本的にPCの描写は無し』『〜を調べる&〜に話を聞くはNG』
推奨『属性』 【賢明】【知識】
 
【選択肢】
A018900【知識】「運命発掘委員会に参加する」
 
 
 
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企画:運営 有限会社エルスウェア
 
Play By Mail Role Playing Game, From July 2006 To July 2007, Produced by ELSEWARE, Ltd.