運命準備委員会 Sommerbrautは寂かに告げる
 


 
 
 
ルール解説
 
 
 
◆スタートブック第2章第4節
 「キャラクターの価値観」
 
「価値観」とは、PCが「これだけは絶対に譲れない」と考えていることです。以下の十二項目から、もっとも近いものを一つ選んでください。
 
価値観を決める
 
「世界を救うために小さな子供を殺せますか?」
「仲間を助けるために地位や名誉を捨てられますか?」
「命の恩人が親の仇だったとしたら仇を討てますか?」
「自分の道楽のために死ぬ覚悟はありますか?」
「真実を知るためなら、地の果てまでも行けますか?」
 
 重要な選択を迫られたとき、あなたのPCは一体なにを最優先にしますか?
 その判断基準になるのが「価値観」です。
 
0001「自由」
「自由に決めたいだけなんだ、大それた望みじゃない」
 個人の意思と選択を大切にする自由主義者です。
 古い因習や不条理な束縛に対する強い怒りと反発心を原動力にしています。自分の意思と同じように、他者の意思も大切だと考えているので、不条理な束縛や支配に対して徹底的に抵抗し、戦う姿勢を見せます。
 気をつけたいのは「自分主義」ではないこと。自分だけの正義やルールに従うという価値観ではありません。
 
0002「組織」
「自分が組織の優秀な歯車であることが私の誇りだ」
 自分の安全や幸福よりも、組織の利益を優先します。
 忠誠心の対象となるのは、組織そのものであったり、直属の上司であったり、トップであったりします。
 組織のためには己の感情を押し殺し、あらゆるものを犠牲にしても後悔しません。
 
0003「正義」
「無力な人々を守り、正しい道に導いてやらなければ」
 正義と慈愛を信条に世のため人のため、万民が幸福な理想の世界を実現するために努力しています。
 秩序を愛し、悪を憎み、大義を果たすためにに犠牲が出るのも仕方がないと考える傾向があり、一線を越えると狂信者や独裁者になりやすいタイプでもあります。
 
0004「血統」
「大切な家族を守るためなら、なんだってやってやる」
 家族や一族を大事にし、自分のことよりまず家のこと、血族のことを優先的に考えます。
 親や家長の言いつけに従い、兄弟姉妹を愛し、家族を守るために、個人の欲求は二の次で行動します。
 
0005「人情」
「礼はいらない。人間として当然のことをしたまでだ」
 善悪や損得よりも、友情、愛情、隣人愛を重んじ、情けや思いやりを大切に考えています。
 特に人道的であろうと努力しているのではなく、頭で考えるより先に心が動く、泣いている子供がいれば手を差し伸べたくなるといったタイプです。
 
0006「生存」
「人間ってのは、死んだらそこで終わりなんだよっ!」
 生きることに深い執着をもっています。
 死後の栄光や名誉にはまったく興味がなく、どんな場合も「命あっての物種」と、生還することを目標にします。自分の命と同じように、他人の命も大事にするので、命を粗末にするような考え方には反発します。
 
0007「物欲」
「この世に金で買えないモノなどない!」
 すべての価値はお金に換算できると信じています。
 儲け話に目がなく、危険な仕事でも報酬がよければ引き受けてしまいます。
 特定の品物を収集することに執着するコレクターも、このタイプになります。
 
0008「権力」
「支配されないためには、支配するしかないだろう?」
 出世して人よりも高い地位につき、他人を支配するための手段と力を求めています。
 功績を上げ、集団や組織の中で名を成すためなら、なんでもする覚悟です。権力者とのパイプを得られる機会は逃がさず、現在の地位を守るためには何でもします。
 
0009「闘争」
「戦争狂? バトルジャンキー? それがどうした」
 他人との競争や命をかけた戦いに価値を見出します。
 勝利の快感、敗北の屈辱、命がけのスリル、緊張感、戦場で得られるすべてが喜びであり、生きている実感をもたらしてくれる唯一のものです。戦いを挑まれたら、断れません。
 
0010「鍛錬」
「敵などいない。いるとすればそれは自分自身だ」
 技術や能力を磨き、自分自身を高めることに、意義を見出しています。精神修養や自己鍛錬に日々を費やし、他者と争うことより、自分が向上することが重要です。
 修行に明け暮れる、一芸に没頭する、美しくなろうと努力する人物も、このタイプに含まれます。
 
0011「知識」
「真実は常に一つしかない。それを知りたいだけだ」
 真理の究明に身を捧げ、隠された真実を追い求める、好奇心旺盛な知の探究者です。
 新たな知識を得るためなら何を失っても気にかけず、周りのことが見えなくなってしまうこともあります。学者、発明家、マスコミ、探偵などがこのタイプです。
 
0012「浪漫」
「そんな醜悪な展開は、私の趣味に反するな」
 伊達と酔狂を愛する趣味人です。
 独自の美学と名誉を重んじ、個人的趣味にそぐわない事柄は、たとえ死んでも許容しません。時代遅れの騎士道精神、あるいは武士道精神、貴族趣味などに殉じて悔いない、究極の浪漫主義者です。
 
 
 
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