初期情報 No.Z000801      担当:山城一樹 「暫定王者 サラ・オブライエン」 ―――――――――――――――――――――――  歓声が、四方から津波のように押し寄せてくる。それは音ではなく、衝撃のようにサラ・オブライエン[−・−]には思えた。リングへつづく花道を、左右の観衆をかき分けるセコンドの先導で歩いていく。  今日も、いつも通りのコスチュームだ。短く整えた金髪に、星条旗をモチーフにしたワンピース水着型のタイツとレガース。目元はマスクで隠している。マスクは、視界を確保するための穴をふたつ開けた帯で、それを鉢巻きのように巻いていた。  GGWF(グレーテスト・ゴースト・レスリング・フェデレーション)の格闘興業『偉人プロレス』の大阪大会。その最終試合に、サラが参加している。  偉人プロレス――大霊災以後、この世に現れた《祀徒》の戦闘技能研鑽の場も兼ねて行われている興業の通称だった。サラはよくわからないが、奉納神事として土地の穢れを除く効果もあるらしい。  リング目前で、いきなり、サラは背後から襲撃された。後頭部に受けた衝撃に、目から火花が散ったように思えた。前屈みになったところを、背中を上から乱打される。多分、太鼓の乱れ打ちだろう。  背中に振り下ろされる拳鎚をかわし、襲撃者に向いて身構えた。ブルータル権堂[−・ごんどう]。今日の対戦相手だ。  膝に激痛が走った。真っ正面から、上から下へ斜めに降ろされてきた踵蹴りが、サラの右膝にぶつかったからだ。 「ぐっ?」  態勢がくずれたところに、今度は左膝のすぐ上に、ロー。めりめり……と半月板が軋み音をたてた。 「くあああっ」  膝をあげて次のローキックを受ける。防御したものの、その衝撃でダメージを受けた膝が痺れるように痛んだ。  サラは、歯を噛んで耐え、ローキックを返す。レガースごしに、権堂の下腿にダメージが伝わったのがわかった。今度は、ミドルキック――蹴り足を繰り出すより先に、両手で頭を掴まれた。額に、権堂が噛みついてくる。皮膚が噛み裂かれ、目に血が入る。  太腿に蹴りがぶつかってきた。鋭い、蹴り。  ローを返す。返される。ローを受け、ローを返す。また膝関節を蹴られ、動きが止まってしまった。  首を掴まれ、リングに放りあげられた。リング中央で大の字に寝転がっていると、自分につづいて、権堂がリングに上がってくるのが見えた。ようやく、ゴングの音が聞こえてきた。  リング下では、髭を生やしたタキシードの中年男性がレフェリーに権堂の不意討ちを抗議している。あの中年男性こそ、サラの師匠であり《祭主》でもあるエイブラハム・リンカーン[−・−]だ。  レフェリーがリンカーンに気を取られている間に、権堂は、タイツから取りだした栓抜きでサラの額を殴ってくる。痛い、というよりなにか硬いものがぶつかってくる感触を感じただけだった。  リンカーンに反則を指摘されたレフェリーが戻ってきた。権堂は兇器を隠して危険行為をしていないアピールをしてから、アームホイップをしかけてきた。  ようやく、隙ができた。投げ技はあまり得意ではないようだった。  手首を掴んできた権堂の手をふりほどき、逆に手首を掴み、腕全体を絞り上げてやる。反転し、権堂の伸びきった肘を持ち上げ、サラの肩に急降下させた。ショルダーアームブリーカー。  エルボーで距離を取ってから、またショルダーアームブリーカー。三発目。四発目。五発目は、権堂のローキックに止められた。ローのダメージを耐え、また、エルボー――と見せかけて不意に身をかがめた。左手を権堂の脚の間に差し込み、右手を権堂の頸部に添え、一気に権堂の巨体をさし上げた。リフトした権堂の体をマットに投げつけた。  サラのボディスラムでマットが軋んだ。観衆がどよめく。  サラは、大きく息を吸った。血液中の酸素が少なくなっている。今のうちに息を整えるのだ。吸って、吐いて……五回、肺の中の空気を入れ換えたのと、権堂が立ち上がったのが、同時だった。  権堂が身構えている。  サラは、両腕を高く上げ、両足でリズムを取る。左右にステップを踏むように、フットワークを使う。円舞曲。そのイメージで、マットを移動する。  奴の狙いは、わかる。組技狙いだ。派手なラフファイトでこちらを眩惑してきているが、本命は組技だ。なら、組ませてやればいい。  フットワークの途中から、リズムを鈍くしてみせた。ダメージと足を引きずるような動きに変調してやる。そうすることで、権堂の膝への攻撃がこれほど効いているのだと、過大申告する。  権堂が、タックルしてきた。組んだ。  顔は見えないが、きっと、権堂は顔色を変えているに違いない。わずかに体を開いて、権堂に好きに組ませてやらなかったからだ。  体を前傾させ、足をからめて倒されないようにしているし、なにより、奴はなにも掴めないまま、サラの両腕に抱えられている。上半身は無様にサラの左脇下をくぐっていた。  重心を落として逃げようとする権堂の体を揺さぶった。権堂の重心が浮いた。 「しゃっ」  体を、弓なりに反らせる。腹筋。背筋。大腿筋。全身の筋力を活かして、サイドスープレックスで権堂を投げた。  放物線を描いた権堂の体がマットに弾み、会場が沸いた。サラのスープレックスに興奮している。  また、スープレックス。今度は背面から権堂の両腕を捕らえたフルネルソンスープレックスだ。  サラは、軽く手を挙げて観衆に応えてから、権堂の上におおいかぶさった。権堂の右側からかぶさり、両手を権堂の左腕にからめ、下から背中側へ権堂の左腕をねじ上げる。手首、肘、肩の三箇所を一度に極める、アームロックだった。  これで、極まる。靱帯の強度と権堂の忍耐を超えれば、それで勝てるはずだった。  両手への抵抗が不意に消えた。サラのアームロックの流れに沿って、うまく逃げたからだ。  逆に、サラの足をすくいあげて脇に抱えてくる。アキレス腱固め。権堂の両脚がからみついてくるのを防ぎつつ、権堂の左腕を取ろうとする。腕十字狙いだ。  権堂は、右手でサラの脚の間を割って、頭を突っこんでくる。腕十字の状態からマウントポジションに移行しようとしている。  なら、こうして。  サラは両脚で権堂の左腕ごとヘッドシザーズに極める。三角締め。右手で両脚のフックをはずされ、おおいかぶさられる。  寝技。関節技。フォール。二次元の応酬が延々とつづく。時々、相手の隙を作るためにパウンドしたり、関節技をはずすために、蹴ったりする。それ以外は、地道な関節技のやり取りがつづいた。  観客が沸いている。日本人は、こういう地味な戦いでも沸いてくれる。ときどき、極まりそうになった関節技から、溺死寸前の人間が海中で暴れるようにして逃げてやる。また、客が沸く。ファンが悲鳴のような声をあげてくれる。  ロープに囲まれたリングという名の平面上で、サラと権堂は休まずに蠢きつづける。  やる。思った以上に。権堂は、執拗に、餅がへばりつくように膝関節を狙ってくる。  権堂がサラの上になっていた。マウントポジション。このままパウンド(打撃)するか関節技で下半身を狙うか、悩んでいるようだった。  隙だらけだ。マウントなんて、こんなふうにしてやれば。思いきり、背を反らして。ブリッジ。  サラは、背中の力と柔軟さを活かして、権堂の脚の間をすり抜けるようにマウントポジションをかわす。左脚を掴んで引っ張り、両腕で抱くように権堂の足首をねじる。アンクルホールド。権堂の口から嬰児のような悲鳴が上がった。  アンクルホールドのベクトルにあわせて体を移動させ、逃げようとする権堂。全部、想定内だ。移動するだけさせてから、サラは自分の右脇に権堂の左足首を抱える。権堂の爪先に背中で体重をかけながら、右腕で絞り上げる。アキレス腱固め。 「あおおおおおおおおっ」  悲鳴をあげながら、権堂が喚き、のたうつ。サラのアキレス腱固めがどうやって外れたのか、理解さえしていないだろう。それでも、権堂は立ってこちらに向かってくる。  これ以上戦っても、この男はサラのなにも向上させてはくれないだろう。自分がリンカーンの弟子になったのも、偉人プロレスに参加しているのも、師匠を超えるため、それだけ強くなるためなのに。  幾分かの失望の中、サラは思った。終わらせよう、この試合。サラは、権堂のパンチを掴んで引っ張りながら、権堂の股に右手を差し込む。高々と権堂の巨体を持ち上げ、ボディスラムでマットに寝かせる。  コーナーポストに昇る。観衆に向けて、右拳をアピールした。客たちが喝采する。  権堂が、再び立ち上がろうとした。  観衆たちの熱気に持ち上げられるように、サラはコーナーを蹴った。全身を錐もみさせながら、自分の五体を砲弾にして、右拳を権堂の顔面に叩きつけた。リンカーン直伝の必殺技『アームストロングカノン』だ。  権堂の体を起こし、右手首を掴む。ちょうどサラが掴んでいる権堂の右腕が拘束具のように権堂自身の左腕をロックしていた。  ――Of the People! と、客たちが唱和する。  あいているほうの手で権堂の太腿を掴み、リフトした。ちょうど、うつ伏せになった権堂をサラが肩に乗せている格好だ。ファイヤーマンズキャリーの態勢だった。サラが重心を低めて、技の予備モーションに入る。  ――By the People! と、客たちが唱和する。 「『ゲティスバーグスプラッシュ』!!」  ブリッジをきかせてひねりを加えたスープレックスが権堂の背中と後頭部をマットに突き刺した。  ――For the People!! 客たちの唱和が最高潮に達した。  マット上に人間橋が完成したとき、レフェリーがカウントをはじめた。  1、2、3――ゴングが乱打される。  勝ったが、まったく嬉しくない。試合時間は、十五分程度だろう。この程度の、相手に。サラは胸の奥がざらついているような気分だった。  権堂は、決して弱くなかった。だが、サラが、サラ・オブライエンが本当に戦って勝ちたい相手との差が歴然としすぎている。  もちろん、サラよりも圧倒的に、その人物は強いのだ。  リンカーンがサラに抱きついてきた。リンカーンが悦んでいる。 「よくやったな、サラ」 「あのレベルの相手に勝ったって、嬉しくありません」 「一勝は一勝だ。客も悦んでいる」  サラは腹立たしくなった。サラの《祭主》であり、歴史に名を残す偉人でもある、我が師匠。孤児となった自分を父代わりとなって育ててくれた、恩人。そして、自分が超えようと思っている、相手。今のまま、こんなレベルの連中と戦っていて、師匠を超えることができるのか。  そう思ったとき、リンカーンの頬を平手で思いきり張っていた。  リンカーンが驚いた顔をしている。サラも、自分の行動に驚いていたが、むしろリンカーンを見て平静になった。 「サラ?」 「勝負だ……」 「なに、勝負だと?」 「そう、勝負よ! エイブラハム・リンカーン!」  サラとリンカーンの師弟関係はみんな知っている。  私は、大霊災をきっかけにリンカーンの弟子になった。そして強くなるために偉人プロレスにも参戦し、実力で勝ち進んで暫定王者となった。暫定、とあるのは、興行側が正式タイトルをサラにくれないためだ。これまで《祀徒》相手に全戦全勝のサラが、暫定王者になっている。  師匠は、サラがこの興業で勝利すれば、我がことのように悦んでくれる。だが、それではダメなのだ。自分は、自分の強さでリンカーンの脅威となるべきなのだ。そうでなくては、プロレスラーになった意味がない。  観客たちがどよめいている。低く、囁きあうような気配。みんな、自分の唐突な下克上に驚いているのだろう。 「待て。私は《祭主》だ。サラやほかの《祀徒》とはレベルが――」 「レベルだとかなんだとか、そんな理屈はもうこりごりだわッ!! なら、私はどんなに修行しても師匠のレベルには到達できないのっ?」 「そんなことは……」 「私は、今ここに宣言するッ。エイブラハム・リンカーン! 私はあなたを超えてみせるッ!!」  リンカーンを強く指さした。リンカーンはまだ戸惑っている。リンカーンがそんな反応をするのは自分を子供扱いしているからだと思い、サラは歯軋りした。 「そうと決まれば、話は早いわね」  リング下から現れた人物が、口を挟んできた。上品な色調のスーツに身を包んだ女性だった。黒髪をアップにまとめ、細身の眼鏡をかけていて、知的な魅力に充ち満ちている。  GGWFの経営者である朱家あずさ[あやけ・−]だ。  サラが突然、ブックにないことをしたから、邪魔しにきたのだろうか。だが、話がはやいとはどういうことか。 「社長、邪魔はしないでください」 「話が早いとはどういうことかね、朱家くん?」  リンカーンの問いに答えず、あずさは若手からマイクを受け取った。 「朱家です。今日は、皆さんにお知らせがあります」  あずさの言葉に、観客たちは水を打ったように静まりかえる。 「本日をもって、今季の『偉人プロレス』の興業は終了します。そして代わりに、来季からの新シリーズの開幕を今、ここでお知らせいたしましょう。次からの興業は、その名も『偉人杯』――これまでのような《祀徒》だけではなく、凄腕の《祭主》も含めて、最高の実力者を決定するシリーズを開催します」  観客たちがどよめいた。どんな《祭主》が参加するのかという好奇の囁きが、リング上のサラの耳にまで届いてくる。 「参加《祭主》は、現時点で二名――中国拳法の開祖でもある『秒殺 活き仏』達磨[だるま]祖師! もうひとりは、古代ギリシャでも屈指のレスラーにして哲学者でもある『完全なるレスラー』プラトン[−]!」  あずさが、ちらりとリンカーンへ眼を向けた。 「そしてここにもうひとり、『ミスタープレジデント』エイブラハム・リンカーン!!」  あずさの言葉にリンカーンが驚いている。リンカーン個人は、契約した《祀徒》を育成することにばかり興味を持っていて、自分が実戦の場に立つことがあまりなかった。 「待ってくれ、ワシは、無益に戦うつもりはない」 「逃げるんですか、リンカーン!」  リンカーンに向かって、サラが怒鳴った。サラの言葉に、リンカーンが眉をひそめた。  リンカーンの表情を見ると、サラの決意が怯みそうになる。それでも、耐えた。目をそらさず、にらみつける。  戦うのだ。自分は。師匠と。そして、超える。  大霊災で死んだ実父の遺志を継いで、自分は、最強のプロレスラーになる。そのために力を尽くしてくれたリンカーンを。  倒すんだ。  リンカーンが目を伏せ、目を上げた。その視線は、もう、決めているようだった。 「わかった」  ぞくり、とサラはわずかに怯えてしまった。 「戦おう」  リンカーンの言葉に、観客が怒濤のような歓声を上げた。  自分は、リンカーンに勝てるだろうか。いや、《祀徒》が《祭主》に勝てるのだろうか。それは、分の悪い勝負かもしれない。だが、自分は――  戦うと決めたのだ。  自分とリンカーンの対決は興行価値がありすぎるから、その前にリンカーンへの挑戦権を賭けて何名かのレスラーと戦う必要が出るだろう。だが、それに全勝してみせる、とサラは誓った。 ――――――――――――――――――――――― ■マスターより  こんにちは、マスターの山城一樹です。  初期情報00にもあるとおり、今回はプロレスシナリオです。本初期情報は、実際にアクションをかけてプロレス描写になったら、どんな具合なのか、そのサンプルです。  NPCサラ・オブライエンとブルータル権堂が、どういう判定で上記描写になったのかは、下記のサンプルアクションをご参考下さい。シナリオ内サブルールに則ったものを試作しています。  それでは、皆様にお会いできますことを。 ■シナリオの目安 危険度:★★ 対応人数:★★★ キーワード:「プロレス」「嗚呼、心に愛がなければ」「格闘重視」「興業」「古典的」「フェイバリットは自己申告」「数値判定重視」「18禁はアクション次第」 ■関連選択肢 A010800 「『偉人杯』第一回興業に選手として参加する」 ※備考:会場は、東京都のドーム式野球場『文京ドーム』。《霊器》が『素手』のPC限定の選択肢(性別・年齢・体重による制限はありません)。初期情報「Z000800」にて公開しているシナリオ内サブルールに則って、アクションをご記入下さい。 A010801 「『偉人杯』第一回興業に選手以外で参加する」 ※備考:《霊器》などの制限はありません。奉納プロレスに試合以外で参加するのをご希望の方は、こちらの選択肢をお選び下さい。観客というのも、ありです。 ――――――――――――――――――――――― ■アクションサンプル  下にあるのは、上記の描写のもととなったサラ・オブライエンとブルータル権堂の戦闘方法を、シナリオ内サブルールに則ってアクション化したものです。  皆様が、当シナリオで試合に参加なさる場合は、ご参考にしてください。  なお、試合を序盤・中盤・終盤と区別するという、一種の三本勝負形式になっていますが、実際の試合が三本勝負制というわけではありません。試合の流れを便宜上制度化したものです。  またもう一点、試合の勝敗そのもので描写がよくなるわけではありません。興行的な価値やアクションそのものの良否をもとに決定します。  下の二例で戦えば……  序盤は権堂の先取(戦法で補正された霊力値がサラより高く、同時にサラは『アメリカンレスリング』で不意討ちに弱くなっています)  中盤はサラの勝ち(戦法が同じで、霊力値で権堂を圧倒しているため。ただし、10倍を超えないため、KOには至りません)  終盤はサラのKO勝ち(戦法による補正も含めて10倍以上の数値差のため。描写上KOではなくフォール勝ちになっているのは、アクションがゲティスバーグスプラッシュによるフォールになっているためです) ▼サラ・オブライエン ●総霊力値      6500 ●《霊験》(本契約) 『アメリカンレスリング』 ●《霊験》(一時契約)なし ●序盤  戦法 【投げ技重視】  霊力 800 《霊験》『アメリカンレスリング』 ●中盤  戦法 【関節技重視】  霊力 1200 《霊験》『アメリカンレスリング』 ●終盤  戦法 【投げ技重視】  霊力 4500 《霊験》『アメリカンレスリング』 ●戦闘内容 (序盤)序盤はフライングメイヤー、ボディスラムなどの地味な投げ技主体。牽制程度にローキック、ミドルキックを織り交ぜる。 (中盤)関節技主体。フィニッシュホールドはスープレックスなので、それが映えるように地味な関節技を主体に攻撃する。立ち技ならショルダーアームブリーカー、ドラゴンスクリュー。寝技なら腕十字、アームロック。どこか一箇所を重点的に狙うのではなく、全体的にまんべんなくダメージを与える。 (終盤)関節技で苦しめ、痛めつけた後は、立ち技に戻る。得意技のアームストロングカノン(コーナーポストからのダイビングフィスト)→ゲティスバーグスプラッシュ(相手の両腕を固めながらのバックフィリップ)でそのままホールド。 ●得意技 ・立っている状態なら、足技を多用。ロー・ミドル・ハイと蹴り技を使いこなし、派手な飛び技もあり(胴廻し回転蹴りとか) ・組技は、ブリッジを活かしたスープレックスが得意。サイドスープレックス、ダブルアームスープレックスなど ・寝技は、サンボ仕込みの多彩な関節技が得意。 ・フェイバリットは、各種スープレックス技に加え、リンカーン仕込みの大技『アームストロングカノン』と『ゲティスバーグスプラッシュ』 ▼ブルータル権堂 ●総霊力値      1000 ●《霊験》(本契約) 『完全なるレスリング』 ●《霊験》(一時契約)『残義損善』 ●序盤  戦法 【打撃技重視】  霊力 300 《霊験》『完全なるレスリング』、『残義損善』 ●中盤  戦法 【関節技重視】  霊力 400 《霊験》『完全なるレスリング』 ●終盤  戦法 【関節技重視】  霊力 300 《霊験》『完全なるレスリング』 ●戦闘内容 (序盤)入場時に花道で相手を襲撃し、打撃技で痛めつけてからリングに。ローキックや関節キックで相手の膝を痛めつける。相手の反撃は、噛みつきや兇器攻撃でペースを乱して封じる。 (中盤)噛みつき・兇器攻撃などのラフファイトでペースを主導し、寝技(グラウンド)での関節技での足殺しメインに攻撃する。アキレス腱固め→ヒールホールドにスイッチしたり、膝十字固めで膝へのダメージを狙う。 (終盤)ひきつづきグラウンド主体。相手が立ったら、ローキックで膝を狙って転倒させ、ヒールホールドで足を壊しにかかる。ドクターストップかギブアップ狙い。 ●得意技 ・噛みつきや急所攻撃、兇器攻撃など派手なラフファイトが得意と見せかけて、実はねちっこい寝技が得意。一点集中型。膝関節への蹴りとあわせて、ヒールホールドや膝十字固めなど、膝関節への関節技を多用する。 ――――――――――――――――――――――― 個人としてゲームを楽しむための交流の範囲を越えない場合に限り、この「初期情報」の複製、サイトへの転載を許可します。著作権等の扱いについては、公式サイト(http://else-mailgame.com/gddd/)を参照ください。 copyright 2012-2013 ELSEWARE, Ltd. ―――――――――――――――――――――――